Mac OS CatalinaでSVNが使えなくなった時の対処法
仕事で少しSVN(subversion)を使って資料のバージョン管理を行うことがあったのですが、非エンジニアで開発環境には詳しくないものの、Macユーザーとして困ったことを備忘録的に書き記します。
Windows端末の方は「TortoiseSVN」というファイルエクスプローラーのように使えるクライアントソフトがあり困らなかったのですが。。。
Macはというと、なかなか手軽なSVNクライアントが見つけられず、「Xcode」アプリを入れてMacOS標準の「ターミナル」を使って下記コマンドだけ覚えて、ファイル同期をさせていました。
$ svn checkout
$ svn update
$ svn commit
ですが、OSアップデートを実行して「macOS Catalina 10.15」にアップグレードした途端、以下のエラーメッセージにてXcodeが使えなくなりました。
"svn: error: The subversion command line tools are no longer provided by Xcode."
それもそのはず、macOS Catalina のリリースノートにXcodeのSubversionコマンドラインツールは非推奨と書かれていて、マニュアルでコマンドラインツールのパッケージをインストールするコマンドが紹介されていました。
Xcode
Deprecations
Command line tool support for Subversion — including
svn
,git-svn
, and related commands — is no longer provided by Xcode. If you need Subversion or related command line tools, install the Command Line Tools package by runningxcode-select --install
. (50266910)
$ xcode-select --install
早速実行して、しばらくは問題なくsvnコマンド使えていました。が、10.5.x のマイナーアップグレードを行うとまた同じエラーで使えなくなり、今度はXcodeをAppstoreから更新・削除しても以下のエラーの一点張りで困りました。
"xcode-select: error: command line tools already installed, use "Software Update" to install updates."
こちらの海外サイトの情報によると、Xcodeにバンドルされたコマンドラインツールが残ってしまっていたのが原因で、スタンドアローンのマニュアルコマンドラインツールに置き換えれば直りました。
$ sudo rm -rf /Library/Developer/CommandLineTools
$ xcode-select --install
以上。